お花を見るのは好きだけれど育てるのは難しい、花が好きでよく買ってくるけれど、
すぐに枯らしてしまう、そんな方はいませんか?
植物を育てるのは難しいことではありません。
生育に重要なものは、水、光、酸素です。基本的に私たち人間と同じです。
そこさえ押さえておけば大丈夫。プラス「愛情」。
今日は暑かったからお花も水を欲しているだろうな、そういった気持ちがとても大事で
す。よく観察していると、葉が生き生きしてきた、つぼみが付き始めた、もう花が終
わったから花柄をとった方がいいかな等いろいろ気がついて、園芸が楽しくなってくる
はずです。
私も最初は、何日も水やりを忘れ、きれいな花を枯らせてしまったり、種を買ったまま
忘れていて、時期はずれに植えて芽が出なかったり、失敗ばかりでした。
でもうまく育って花芽が付いたとか、買ってきた花苗をうまく寄せ植えできたとか、
ちょっとしたうれしい体験を積み重ね、今に至っています。
園芸は楽しいです。そして奥深いです。多くの方が園芸に興味を持って、植物を育てて
くれたら、こんなうれしいことはありません。
そして、土と肥料は千成の商品にお任せください。
園芸初心者の方向けに簡単な園芸カレンダーを作ってみました。季節の花を載せてみたので、その花が咲いているときに、どんな作業をしたらいいか、どんなことができるかの目安になればと思います。今後も気が付いたときに書き足していくつもりです。参考になさって下さい。
園芸カレンダー
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季節の花 |
草花類 |
球根植物 |
バラ |
その他 |
1月 |
寒椿・ロウバイ・サザンカ 福寿草・プリムラ |
パンジー等花がらをこまめにとる |
鉢植えの場合、乾燥しない程度に水やり |
ツルバラ誘引 寒肥 |
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2月 |
沈丁花・梅 クリスマスローズ
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鉢物など、日当たりの良い場所にだして水やり |
〃 |
剪定 |
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3月 |
レンギョウ・スイセン・クロッカス ノースポール |
春の種まき(スイトピー・ルピナスなど) |
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土が乾いたら水やり |
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4月 |
桜・菜の花・アイリス・チューリップ 芝桜・ナデシコ |
春の種まき(ペチュニア・マリーゴールド・サルビアなど) 挿し木 |
グラジオラス・カンナ・ダリア植え付け |
病害虫予防 |
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5月 |
バラ・サツキ・つつじ・藤 ニゲラ・ポピー・ペチュニア |
春の種まき(アサガオ・ケイトウ・千日紅)) 挿し木・宿根草の植え替え |
チューリップ等葉が枯れたら、掘り上げる |
咲がらを早めに処理 |
庭木・花木の植付け 常緑樹の剪定 |
6月 |
アジサイ・百合 クレマチス・ラベンダー |
アサガオ定植 さし芽 |
〃 |
花後のお礼肥 病虫害予防 |
観葉植物植え替え |
7月 |
ジニア(百日草)・スイレン ニチニチソウ・インパチェンス |
梅雨時の病害虫予防 梅雨明け後は朝夕の水やり |
梅雨時の病害虫予防 朝夕の水やり |
梅雨時の病害虫予防 施肥はお休み |
〃 除草 |
8月 |
サルスベリ・芙蓉・カンナ・ひまわり アサガオ・ハイビスカス |
朝夕の水やり パンジー・デージー等種まき |
朝夕の水やり
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秋咲バラは弱めの剪定・剪定時に施肥 |
病害虫予防 除草 |
9月 |
キンモクセイ・コスモス・萩・サルビア |
台風対策 |
台風対策 |
台風対策 |
病害虫予防 |
10月 |
バラ(四季咲き)・ダリア・菊 シュウメイギク |
秋の種まき(スイトピー・ルピナス) |
秋植え球根植え付け |
土が乾いたら水やり |
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11月 |
パンジー・ビオラ・ウィンターコスモス・シャコバサボテン |
パンジー・ビオラ植えつけ |
秋植え球根植え付け |
枯れ枝枯葉を処分 |
落葉樹の剪定 |
12月 |
ポインセチア・シクラメン・サザンカ ストック・ハボタン |
プリムラ・ハボタン植え付け 防寒対策 |
防寒対策 |
大苗の植えつけ |
〃 |
9月末ごろから、チューリップなどの球根がお店に並ぶようになります。
4月から5月に開花するチューリップは、ある程度涼しくなる10月末ごろから11月が植付けに適しています。チューリップよりも先に開花するヒヤシンス、水仙、クロッカスなども10~11月が植え付け時期です。
庭植えですと基本的に水やりは不要ですが、鉢植えの場合は、土が乾いたら鉢底から水が流れるくらいたっぷり水をあげましょう。何も植えていない鉢に水をあげるのを忘れがちな方は、球根を植えた鉢にパンジー、ビオラなどを植えておくのがお勧めです。
アイリス、ユリなど5月6月に咲く花の球根も、11月から12月中に植えつけするといいでしょう。
地球温暖化の影響で、寒くなるのが年々遅くなるように感じます。多少植え付けが遅く
なっても大丈夫です。腐葉土などの有機質をたっぷり入れて、球根を植え付けておくと
春の楽しみが広がります。。
花屋さんの店先ではパンジー、ビオラ、ストックに加え、この時期ならではのガーデンシクラメン、葉ボタンなど魅力的な花苗が並んでいます。園芸ビギナーさんが寄せ植えを作るのに最適の季節だと思います。クリスマス、お正月に向けて、お気に入りの一鉢をぜひ作ってみてください。
千成産業では、12月に毎年お客様に寄せ植え作りを楽しんでいただくイベントを開催しています。お近くの方で興味のある方はお問い合せ下さい。
また、シャコバサボテンやポインセチアなどの鉢植えを室内で楽しんだり、身近な植物を使用したリースづくりなど、この時期の園芸の楽しみ方はたくさんあります。
花壇では水仙やヒヤシンスが開花を始める時期です。チュウリップの葉もだいぶ伸びてきていると思います。この時期は、雨も降りますが、風の強い日も多く、一般的に乾燥しがちですので、水やりをしっかりして下さい。これから4月に向け、いろいろな花が次々開花、ガーデニング好きにはたまらない季節です。冬から咲き続けているパンジービオラ等も、もう少し楽しめます。咲き終わったはながらはこまめに取りましょう。ジュリアンなども下に小さな花が出番を待っています。咲き終わった花は忘れず摘んであげて下さい。
この時期、室内の観葉植物を戸外(雨が直接当たらない軒下がお勧め)に出してみることをお勧めします。葉が枯れたり枝がヒョロヒョロと伸びたりしていませんか?植え替えまでしなくても、不要な枝を切り詰めたり、変色した葉を取り除いたりして形を整えてあげましょう。形がきれいになると、見ている私たちも気持ちよくなります。またいっぱい愛情を注いであげましょう。でも水のやりすぎには注意が必要。土が乾いたら灌水、観葉植物用の置き肥も忘れずに。
他にも、シャコバサボテンや冬に買ったポインセチアの鉢なども、秋までは屋外においてあげましょう。
真夏の植物の水やりは、早朝か、日が傾く夕方にしましょう。昼間に行うと水は高温になり、植物が吸収しないうちに蒸発してしまいます。植物の葉っぱをよく見てしおれていたら、涼しい時間を選んでたっぷり水やりをしましょう。一週間に一度くらい、液肥を使うと植物も元気になります。人間も暑いときは食欲がなくなり、水分ばかり取りたくなりますよね。植物も同じようで、固形の肥料より液肥の方が早く吸収できるようです。