「地元に根付いた野菜」さんから、2024.9月、熱いメッセージが寄せられました。
いつも弊社のミックス堆肥を絶賛してくださっている「地元に根付いた野菜」さん、今回ご本人様曰く、最後のメッセージとのこと。(でもそう言わずに、これからもご意見お待ちしています。)
たい肥に対する熱い思い、未来の農業に対する指針ともなるメッセージです。
多くの方に目を通していただき、感想をいただきたいです。
千成のホームページが、今後の農業のあり方を模索する場となれば、うれしいです。
多くの方のご意見お待ちしております。
【堆肥と私】
千成産業さんはこの地で食材を活かして堆肥を作っています。ここでは奈良時代に国分寺を建てた時その瓦を作ったと言われています。そして近頃までここには豊かな自然とそれを活かした暮らしが有りました。その中でそこに有る物を活かす心を感じながら育った私は、我が家の役目を終えた物を活かして箱庭のようなものを作りました。一番手前の石は古い母屋の土台をタクアン漬の重石にしていたもの、奥のリュウノヒゲは道端に生えてしまったものなどです。そしてもうひとつ、子供の頃からここで過ごしてきた暮らしの中には千成産業さんの堆肥づくりに似たものが有ったのに気が付いて、肥料と云うものに関心を持ち、堆肥についてその頃から見て来たものを整理してみたのです。これは何の智識も無い者が、ここで暮らす角度から肥料を見る目で視たものなのをご承知置きください。
そして勝手な筋道と想像の世界なので誤解や非常識も多いと思いますが、それについては一笑に付す事によりお許し頂いた上で、少しでも参考にして頂ければそれを喜びとさせていただきます。余計なものも有るかと思いますが、昔ばなしを語れる人も少なくなっていると思いますのでお付き合いください。そしてこれは私の考えでありそれを多くの方に知って戴きたくて載せるものなので、内容や掲載について千成産業さんに一切責任はありません。
【私がここで見て来た肥料をとりまく社会の移りかわり】
1.自給自足生活だった時代
その暮らしは戦争が終わり、新しい社会体制も整いつつ有りましたが、まだ自給自足の日々でした。それでも春にはウグイス、夏にはホタル、木の葉が落ちればシジュウカラの群れが訪れる豊かな自然に包まれていて、天井の巣で家ツバメがヒナを育てているような自然と一体になったものでした。雑木林の小枝は燃料にして灰も活かし、落ち葉は庭の霜除けに使い、役目を終えたら堆肥にすることで活かしました。そして生活の一環として野原や田畑周りの雑草を刈って家畜の餌にするなど、自然の中にいつも人が入っていて公園のようにきれいに管理されていました。そしてその気候を感じながら手にした野草やキノコなどを設えて季節を口にしていました。その自給自足の暮らしの基本になっているのは、必要なものは自分で作ってまかなう事でした。ですから主食もすべて自作して食べていました。それはムギメシと呼ばれていた物で、オカボと言う味の落ちる米にオシムギと言われた収量の多い大麦をつぶしたものを混ぜて量を増やした物です。ここは丘陵地帯なので水田は少なくて米は陸稲でした。その暮らしぶりは生活に必要なものは出来るだけ自分で作ることですから、自然を活かしてそれを使うように工夫されたもので、裏庭に竹林を仕立てて北風を防ぎ、その竹で生活に必要な道具なども作ったりしていました。生活の中から出る有機物はすべてムダにすることなく堆肥にしました。台所などの廃棄物はもちろん、出た排泄物も1年間溜めて置き、別のものに変わった液状物をさつま床と云われた藁で囲まれた落ち葉に掛けると、そこから発酵熱が出ました。それを使ってサツマイモの苗を作り、落ち葉は堆肥になって作付けに使うことが出来ました。それによって堆肥を使って作物を育て、それを毎日食べて暮らし、そこから出来るもので再び堆肥を作ると云う還流する流れが、その家庭生活の営みの中だけできれいに廻っている事に気が付いたのです。それを認識したうえで改めて振り返ってみると、自然というものも同じ流れで出来ているように見え、それが自然のきまりのように思えたのです。ここでは、自然というものは大自然を舞台にした様々な生き物たちのこのような環の集まりで、生き物たちはその舞台でそれぞれのポジションを守ってそのライフサイクルを生きていると捉える事にし、それを『自然サイクル』と呼ぶことにしました。だとすると、それは取りも直さず先人達が、一つの動物として自然の一部になって暮らしていたことになる訳で、そこに有る暮らしの環をここでは堆肥に焦点を当てていますので『堆肥づくりサイクル』と呼ぶことにしました。つまり堆肥づくりサイクルは、私達が自然の中で暮らしている自然サイクルの形だということです。それを作るためには自然材料ではなく、生活材料を使った堆肥つくりが必要で、それは私たちが自然の中で仲間になって暮らすとき、その環を造るために無くてはならない条件なのです。そこで出来る堆肥は『こやし』と呼ばれて、耕すことと共にかく汗に見合ったものだと作物から長い付き合いのなかで教わって『うなってこやせば良くできる』とか 『うんと欲しけりゃうなってこやせ』などと、収穫を増やす励みとして使われていました。そしてこの堆肥づくりサイクルの文化は落ち葉だけでなく藁や枯れ草、もみ殻などを使うことで長く伝え継がれて来た物なのです。それは堆肥づくりサイクルが自然のきまりに則したものだからなのです。
このような私が見た時代を云うなら、人が自然の中で暮らすために必要な堆肥づくりサイクルを使い、社会の要求に対して答えられた最後の時代だったと言えると思います。
2.化成肥料栽培によって農業に変わった時代
硫安(硫酸アンモニュウム)過リン酸(過リン酸石灰)カリ(塩化カリウム)などの化学物質を振り撒くだけで作物が出来る化成肥料栽培が広まってくると、有機栽培はすぐに耕地から姿を消しました。それは堆肥づくりサイクルで堆肥を作らず化成肥料を使うことによって、自給自足しながら別の仕事も出来る様になったからです。時代はそれで社会を豊かにする分農分業の社会に変わりました。分業で専門的に作られた物が出回ってくると自分で作った物が通用しなくなり、生活するためにお金が必要な社会になって来たのです。それによって、農家と云われた一般的な家庭でも自給自足生活をしながら暮らし、助け船的な仕事も得るために堆肥を作る生活から化成肥料栽培に替えることが必要だったのです。そして時代はお金を得るための農の時代に変わり、堆肥は作られず耕地に入らなくなったので堆肥づくりサイクルが終わり、暮らしも自然の中に棲むものではなくなりました。
しかしこの時代の日本のターゲットは工業化と海外進出だったので、メインテーマは労働力の確保で、それは奨励されることでした。そこには離農という言葉が有って、自給自足生活からの暮らし離れが化成肥料栽培で自給自足の農生活をしながら仕事を得る、という半農と言われた生活で始まったのです。そして化成肥料栽培によって手間のかかる堆肥つくりが無くなり、農作業も楽になり生産性が良いうえ栽培できる量も増え農業として成り立つので、今度は農業を専業にする農家が出来始めました。一方で工業が発展して仕事が出来たことにより、半農だった人達の勤め人化(就職)が進み、耕地からさらに労働力が生み出されて行きました。集団就職というものも有って次世代もその流れに乗って行きました。このように化成肥料栽培は時代の要請だった働き手の主体を、自給自足時代の食料生産に関わるものから工業に移す事に対して大きな働きをしました。自給自足体制から日本の農業を造って、その時代の日本の課題を見事に解決しているのです。ただ、それと引き換えに堆肥づくりサイクルは消えました。
その時代を云うなら、大きくなった社会の要求に答えるために使った人の知恵が自然の決まりを越えてしまった時代だったと言えるかもしれません。
3.農業が工業の陰に隠れてしまった時代
農業が成立したことで自給自足経済が分業経済に変わって、そこから生み出された労働力が日本の技術力によるメイドインジャパンによって日本の経済力を大きく伸ばしました。そして経済が国際化して工業製品の輸出と引き換えに国際的な適地適作ともいえる食糧と飼料の大量輸入が始まり、日本の農業は工業の陰に隠れてしまい、その時代は長く続きました。その間農業は機械化や化成肥料農薬の開発改良に明け社会の変化に対応しましたが、堆肥づくりサイクルが消えた事によって次のような事になりました。
*耕地に堆肥が入らず土壌と作物の成分が化成肥料成分化して自然破壊になった。
*食べた物の後始末がCO₂と熱を発生する処理方法に変化し自然破壊になった。
*化成肥料栽培化によって農家が自然と疎遠になり、農産者と消費者が分かれて非農家が出来た事でも疎遠になった。
そしてこのような経過の中でいろいろな栽培法も出て来ました。
*有機栽培:化成肥料の代わりに堆肥を使うもので化成肥料によって起こる問題が無くなりますが、自然が作った材料を自然の力で堆肥にして栽培する自然と同じ自然サイクルなのでその生産性は虫や動物たちに見合ったものです。
*自然栽培:様々なものが有りますがいずれも野菜の栽培に必要な堆肥や耕すことを欠いたものです。植物は自然の中で自分自身が堆肥になって持続していますし、慣行栽培では収穫で持ち出した成分は肥料を入れて埋め戻しているのですが、収穫したままで何もせず自然を欠乏状態にして壊して行くもので自然な栽培ではなく、自然を勝手に利用する栽培と言えるものです。
*ミックス堆肥を使う栽培:生活する中で出来たものを使うことで、堆肥づくりサイクルに戻した肥料によって規模の大きい農業による栽培でも堆肥づくりサイクルを出来る様にしたものですが、化成肥料栽培による問題に対する問題意識とのコストバランスを主な要因に普及が遅れています。
このような農業の実態に対して、経済の成長を隠れ蓑にして、化成肥料栽培のデメリットに対応することも無く長く使って来ましたが、他国の追い上げで経済の成長も止まると食べた物の後始末が出来なくなるなど、堆肥づくりサイクルが壊れたことによって起こる問題が処理しきれなくなり始めました。自然のきまりとも言える堆肥づくりサイクルを守らない事が破綻をもたらすと云う事が見えて来たのです。
この時代を例えるとすれば、一人前に育ててくれた農業と言う扶養家族を長く面倒見ずに置いたので持病が重くなってしまい、競争力が無くなった工業には荷が重くなってきたと言った状況ではないでしょうか。このままにして置けないことは明らかなのです。
4.豊食の時代
食糧と飼料を大量に輸入する事によって豊かな食生活を実現しましたが、それによって食べた物の後始末も大量化して対応出来なくなるなど、堆肥づくりサイクルが壊れている事で起きる問題の負担が重くなっています。それは現在の生活が堆肥づくりサイクルをこわしている事を許さなくなっているからなのに、最近のテレビ番組では行き場の無くなった現実に目をそらすかのように豊かな食生活を楽しんでいる姿に、先人達が『食道楽は食ってしまえば何も残らない』と云っていたことを思い出します。そう言ってしまうのも寂しいですが、そういう面がある事も否定できないので忘れてはいけないと思います。また先人達が言っていたバチがあたると云う言葉を思い出すことも有ります。先人達は目先の利に溺れて自然のきまりに背いた事をしようとすると『そんな事したらバチが当たる』と言って戒めました。やるべきことをやらずに奢っていないで早く目覚めないとバチがあたってしまうかもしれません。しかしようやく堆肥づくりサイクルの大切なことに目が向けられて、現在の日本の農業が抱える問題の対策として、農水省から緑の食料システムによる総合的な問題解決の中で食料自給率が低い事の対策としてオーガニックビレッジの方針が出されました。それは失ってしまった堆肥づくりサイクルを社会が力を合わせて取り戻すものだと言って良いでしょう。そしてそこに有る物を活かして自給自足を目指す社会を再び作ろうとしているのです。ですからその中でバチがあたる前に堆肥づくりサイクルを取り戻すことが大切なのです。
この時代を云うなら与えられたチャンスを活かして、効果の出る体制を一日も早く作り上げることが大切な時代と言って良いのではないでしょうか。
5.オーガニックビレッジ時代
有る物を活かすというテーマはミックス堆肥が40年前から進めて来た事ですが、それをすぐに効果が出る消費期限の見直しから始まって、一番本質的ですが難しい下水処理物の活用まで様々なテーマが取り組まれていて、それはこれからもSDGsの流れの中で広がって行くのでしょう。それは活かす心を活かすと云う時代がやって来たものだと考えて良いと思いますので『有る物の活かし方』を日本の持っている自然を見直すことまで含めて見つけることで、自然の中にそこに暮らせる知恵を持った、人という動物が暮らす新しい時代を早く作らなければならないと思います。そしてそれがこの時代の目標といって良いでしょう。
【今想うこと】
1.菌と地球温暖化
ここで私の勝手な思いに少しお付き合いください。今CO₂の保温効果による地球温暖化が大きな問題になっていてその対策が色々進められていますが、それに菌が大きく関与しているという地球温暖化論です。まず地球には地球の持っている表面温度に太陽から受け取っている太陽熱を加えて、それを熱放射するもので出来ている無機質的な表面温度が基本的に有るとします。そしてその上で菌がその太陽熱を貰って有機物の植物を作っていますので、その時に出す活動熱をその無機質的な表面温度に乗せた表面温度が有るものとするのです。つまり太陽熱を使って発熱するので菌の活動熱の分だけ置き換えられた有機物的な表面温度の様なものが有るとするのです。そしてその有機的な表面温度が大気温だとするのです。ですからその時の大気温と云うのは、自然界で植物を育てて活動している自然サイクルのその頃の動きによってコントロールされているものだとするのです。その理由は自然サイクルと云うのはそこに有る物を有るだけ使う無秩序なものでは無く、その自然サイクルの中で必要なものを必要なだけ使って処理される自律されたシステムだからです。それによって大森林火災などで発生するCO₂も、それを使って植物を作って行くことで有機物の量も含めて元に戻って行き大気温は変わらないのです。しかし化石燃料と云うのは数十億年前に地球に大きな地変が起き、それによってそこに有った有機物の一部が閉じ込められて使えなくなり、そのまま残っている物なので現在の自然サイクルには入っていません。それを燃やして出るCO₂については木材と違い処理する復帰能力が限られていますので、その能力よりも化石燃料から出るCO₂の量の方が多ければ、その分だけCO₂は増えてしまい保温効果も増えてしまうのです。つまり地球温暖化を防ぐためには、化石燃料の作ったCO₂は自然サイクルの吸収能力以下にする必要が有るので、化石燃料の使用量を減らすためにEVや電化などが進められているのです。このように考えると大気温は自然を作っている自然サイクルが決めていて、それは菌が作っているのだと云う菌を主役にした考え方も成り立つのではないでしょうか。それは堆肥づくりサイクルとその申し子であるミックス堆肥が、地球温暖化の対策にも役立つことになるのです。これは何も知らない者の恥かき論なのですが面白いと思いませんか。
2.私達の進む道
地球には生命がその長い歴史の中で生まれた菌から植物や動物までが溢れています。その中で私達は人間として生命を授かりました。そして先人達は自然を大切にしながら一緒に暮らしていました。訪れる季節を祝い、自然を畏敬してそこから恵まれる物を感謝の思いをもって大切にして使っていました。その行動の源になっていたのは、生きて行くことが他の生命の犠牲の上に成り立っていて、人間として生まれたのは幸せなことなのだという思いなのでしょう。そして自然のきまりを守る事が自然の中で暮らすための掟であり守ったものだけが生き残り、守れない者はそれなりの報いを受けると考えていたのです。ですから自然の中でそのきまりを大切にする心を持って暮らしていた歴史を持っているのです。この地には近くの陸軍飛行場跡地の広大な荒れ地を農地に変えた先人達の努力の歴史があり、酒本肥料店がミックス堆肥素材を軽トラック積み放題で譲り、土作りを手伝った千成産業さんの歴史もありますが、それらを導いていたのは自然のきまりを大切にする心とそこにある物を活かす心でしょう。まだ先人達から学ぶべきことは沢山あると思うのですが、先人達はそこで物をムダにせず活かす工夫をする『活かす心』で臨んでいました。
それは長い営みの中で人が培った『活かし方を創る』という知恵を持った人という動物の、他の動物たちには無い特徴に違いありません。それを与えられたオーガニックビレッジの中で大きく活かすことが私たちのやるべき事だと思います。そこには新しいニーズと新しい技術が有るので、そのステージでそれを活かし『自然の中に暮らせる知恵』を持つ人と云う動物が、自然の中で暮らす新しい時代を作る事、それが私達の歩むべき道に違いないのです。それがオーガニックビレッジの目指すものなのですから、ひたすらそれに向かって進むしかないのです。
また話は違いますが、私は千成産業さんのリンカリパワーと云う肥料に生命力の様なものを感じていて、その源はそこに含まれている胚芽成分の量に有るような気がしているのですが、調べて見ようという物好きな方はいませんでしょうか。
2024.09地元に根付いた野菜
地元に根付いた野菜さんより以下のメッセージを頂きました(2022.7.24)
〈このあたりの堆肥づくりとミックス堆肥〉昔からどんな所でもたくさんの人達が畑を耕して来たのはそれが豊かな実りになくてはならないものだという証でもあると思います。この近くでそれは「まつち」と呼ばれ関東ローム層を覆っている粘土に似た特徴を持つ土を堆肥を入れ耕すことで「のがた」と呼ばれる有機物からできた土の特徴を少し持った土に変え、それを更に良い土にして豊かな実りを求めて来たのです。その堆肥を作る材料は徹底的に集められ使われました。暮らしから出来た要らない物はすべて落ち葉や嫌気性好気性発酵も活かして使いました。牛なども飼ってあぜ道の草や野菜のくずも餌にし畜舎には藁を敷いて糞も取り堆肥にして使いました。こうやって人間が作ったものは自然に帰すと云う責任が果たされていたのです。このライフサイクルを守り自然を護った暮らしはこのあたりでもしていました。それを見てきた眼から今の千成産業さんの企業活動をみたとき、そこにこれと重なるものを感じるとともにミックス堆肥の持つ意味と使うことの価値の大きさが改めて確認できるのです。〈余談〉先日のテレビでタンパク質には設計図が有ってそれによって作れると言っていました。それならその設計図にもそれを作るための無機物による設計図が有る筈でそれがリンカリパワーの生命力と種の関係の根拠になったらと思ってしまいました。
地元に根付いた野菜
今日も千成産業さんの隣の旭ヶ丘地区では広々とした農園で農作業が行われていました。広々しているのも当然で此処は昔は飛行場だったんです。それが農地になった頃には見渡す限り赤茶けた畑が広がっていて、その土が風の強い日には高く舞い上って向こうが見えなくなるような状況でした。それを今の様な豊かな農園にする為には農家の方々の長年の努力と大量の有機肥料が必要だった筈です。有機肥料と云えば千成産業ありでその一翼を担っていたに違いありません。世の中が化成肥料の簡便さに走って有機肥料の大切さを忘れた時代にもそれを守り続けたのですから"(-""-)" そしてここで農業に携わり旭ヶ丘の広い農園をトラクターで耕して野菜を育てているような人達の日々が食を支えている事に想いが至るのでした。それと共に千成産業さんにはそれを傍で支えていただきたいと思うのでした。そしてそれは自ずから全国でこれが繰り広げられていること、そこでの千成産業さんの活躍への期待に繋がって行くのでした。
しかしそんな思いに反するかのような話もよく耳にします。不耕起栽培の畑から雑草の種子が飛んできて困っていると言います。自然農と云うものだそうです。耕さずにできるだけ自然に任せておく事で通気性排水性など好気性嫌気性の細菌や微生物の自然サイクル環境が守られるのだそうです。でも自然のままで出来たものは昆虫や小動物が収穫するのが本来の自然な姿なのでしょう。人間が収穫する為にはそれを守るのではなく持つ力を活かすことが必要ですし生活する為には肥料を与えトラクターで耕起して自然の働きを活性化させる必要が有るでしょう。耕起と肥料は無くてはならない意味とコスパを持つものだからこそ昔から続いているのではないでしょうか。“耕す”という言葉が世界中で通用するのもそれが無くてはならないことを裏付けているでしょう。それは不耕起栽培による自然農はそれを信じる愛好者だけが耕起栽培社会の支えの中で出来るものだということを示しているのでしょう。この風土の中での経験と知恵を積み上げて来た野菜作りのノウハウの集大成が現在の栽培技術だと云って良いのではないでしょうか。
最近あちこちで良く見受ける新築住宅の方々の中にも家庭菜園を進めていらっしゃる方は少なくないと思います。千成産業さんの肥料を使って家庭菜園を楽しむことが今問題になっている食品ロスやリサイクルの解決に千成産業さんと一緒に参加する事になるのだという事がこのホームページを読むと分かります。それに基づいてミックス堆肥を使い、更にリンカリパワーも併せて使うことによって果菜、葉菜、根菜の甘味や柔らかさも豊かになります。他の方も報告されているようにその生命力活性化効果は明らかで、種に由来すると思われるその影響はスイカとジャガイモでは特に味の違いとして感じることができました。ともあれオリジナリティに富んだ千成産業さんの肥料の効果を確かめながら野菜作りを楽しむことが出来るのは地元に暮らす者に与えられた嬉しい特権なのだと思います。そしてそれは野口種苗さんの存在と共に地元の誇りでもあると思うのです。これを知ってしまった以上、使えるだけこれを使って広めて行こうではありませんか(^^)v
追伸
人間の都合で作った‟野菜”と云う植物を都合の良い処へ都合の良いだけ種を蒔く。自然の力で育て都合の良いとき収穫する。人間の都合で行う事を‟栽培”と言います。自然農、伝統の農業、無農薬有機栽培、どれも自然の捉え方以外すべて同じです。私は育てる為に農薬や化成肥料など自然界に無いものは使いません。種も野口種苗さんの厳しい眼で選ばれた種に必要な力を持っている種と地元に昔から伝わりそれを30年近く採り継いできたものを蒔きます。ここまでは自然農でも無農薬有機栽培でも問題ないと思います。そして自然の持つ能力が野菜にうまく働くように知識と経験を活かして積極的にアプローチして育てます。その手段として手に入る農機具を使い生産性と品質を上げます。農機具で仕事を早く終わらせることで生活消費を減らします。伝統の農業も無農薬有機栽培も使える物が違うだけでやっている事は同じです。私も基本作業として最初に完熟でモグラが来ない千成産業さんの堆肥と生ごみ堆肥をトラクターで漉き込みます。みんな自然の仕組みを活性化させ野菜の成長を助ける‟耕す”ことの価値を知っているのだと思います。世界中の農民が数千年もその大変な作業をやり続けているのはそれだけのコスパが有るからだと思います。不耕起栽培が他と違うのは自然の捉え方の違いからその‟耕す”を捨てること、有るのに使わない知っているのにやらないことです。そうやって求めたものの姿は日本中の農家が自然農になった社会を想像したとき見えるでしょう。長い歴史の中で培われた‟耕起栽培”を捨てることの意味に気付いていただき愛好者だけのものから近所の方々からも心から喜ばれるものに変えて欲しいのです。虫が糞で返す事を虫に任せず千成産業さんが全国で廻すリサイクルの輪に入ってその堆肥で周囲の仲間たちと一緒に様々な分野の力を積み上げた科学と農業工業技術を使う活かして生かす農法で野菜を作って欲しいのです。それは細菌も微生物も昆虫も野菜も自分たちの能力を活かして生きるのが本能で、私たちの役割は積極的に持つものを活かしてそれを応援する事だと思うからです。それが野菜に負担だとしても私達の知恵はそれを減らすことを含めてはるかに超える応援をしていると思うからです。先代酒本社長の時代からお世話になっている者はこんな事を考えてしまうのですが、それは私だけではないように思えるのです。自然の能力を活かすのが自然に優しく、自然を生かす技術を活かすのが人を大切にすること、そして使えるものを活かすのが私たちを守ることではないでしょうか。それが花に囲まれた毎日を描いてしまうのです。
ここでは、千成産業の肥料を使っていただいているお客様の声を紹介します。
皆様、定期的に千成産業に肥料を買いに来てくださいます。
それぞれ ①主に育てている作物、②よく使う肥料、③その商品のどのようなところが気に入っていますか?、④千成産業について自由にコメント下さい、とお願いしました。
皆様の声をお聞きして、私たちも気づくことが多くあります。今後も、多くの声をお寄せいただき、参考にさせていただきたいと考えます。
川越市 荒井様
①里いも、ネギ、白菜、大根ほか
②リンカリパワー、千成有機肥料
③リンカリパワーは、野菜全般に使っていますが、特に地下茎野菜に合うようで、旨い野菜が採れます。
④多くの商品があるので、使い方のより細かい説明や肥料アドバイスを積極的にしていただければありがたいです。
※リンカリパワーの効果を実感していただいているようで、うれしいです。今後も作物に合った肥料のご案内をさせていただきます。
鶴ヶ島市 岸田様
①大根、ブロッコリー、キャベツ、玉ねぎ
②ミックス堆肥、バラ堆肥
③有機肥料として使用できる
④肥料情報が手に入りやすい。
現場に配達をしてもらえると助かる。
※岸田さんは、化学肥料は使わず、有機肥料のみで野菜作りをしていらっしゃいます。
毛呂山町 グリーンローズ
齋藤様
①バラ、クレマチス、ダリア他
②魚骨粉カニ殻入り油粕、千成ぼかし肥料、乾燥醗酵牛ふん、緩効性化成肥料ナガキキ
③魚骨粉カニ殻入り油粕は、カニガラ他たくさんの有機物が入っていて、バラにとてもいいと思います。寒肥(12月~2月)と、夏の剪定(8/30~9/4頃)前の8/15前後に使用します。ぼかし肥料はクレマチス用に使い、寒肥、お礼肥(6月末)、8月の剪定(8/10頃)前の8月初めと、年3回施肥しています。 ぼかし肥料はやさしく効く気がして、気に入っています。ダリアの植え付け時には牛ふんと緩効性化成を使用、緩効性化成は8月に追肥もします。
④千成さんでは腐葉土、赤玉土も買っていますがどれもとても良いです。
※バラ好きの方のあこがれ、齋藤さんに褒めていただきうれしい限りです。
日高市 佐藤様
①じゃがいも、里いも、なす、冬瓜、スイカ、カボチャ、ネギ、大根、赤カブほか
②ミックス堆肥、ポットミックス、けいふん、普通化成8-8-8
③値段が手ごろ
畑に近く、自宅から畑に行く途中に、商品を買えて助かる。
④サービス品をいただくので助かっています。
※千成産業の春の売り出しでは、毎年、佐藤さんのカボチャ苗、スイカ苗を売っています。
鶴ヶ島市 山田様
①露地野菜
②有機化成、有機石灰カルメイト、苦土石灰、ポットミックス、けいふん
③使いやすい
有機肥料を使用しているため、野菜がおいしいと言われる。
④みんな親切で、優しい人ばかりで、知人に勧めている
※うれしいコメント頂き、ありがとうございます!
地元に根付いた野菜 様
いつもメッセージありがとうございます。
リンカリパワーを絶賛していただき、嬉しい限りです。
皆さんに、自信を持ってお勧めしたいと思います。
2月末リンカリパワーが欠品して、お客様にご迷惑おかけしておりましたが、製造ができました。これからも千成のリンカリパワーの力で元気に育ち、みんなに野菜のおいしさを教えてあげてください。
地元に根付いた野菜 (火曜日, 08 6月 2021 16:49)
、今日も天気は良く見えませんね。畑では麦が刈入れを待っていますし庭にはアジサイが雨を待っています。生きるものにとって自然の流れは大切なんですね。いま巷では自然栽培と云われるものが盛んなようです。その内容は様々ですが自然を手本にした栽培が基本のようです。自然とは何なのでしょう。自然界には様々な動物がいます。哺乳類や鳥、魚や虫など色々です。そしてそれぞれが➀自分の持つ能力で捕食して➁その環境に合わせて生きています。植物も基本的には同じでそれに順応できないものは滅びます。それが自然の姿であり掟なのでしょう。それを人類に当てはめるとどうなるでしょう。それは➀その場所に合った物をその時代の方法で手に入れて食糧を満たし➁その時代の暮らしを支える。と云うのが人類が動物の一員として生きる自然な姿であり自然栽培に匹敵する暮らしとも言えるのではないでしょうか。こんな物差しで食糧と暮らしを見てはどうでしょうか。
、この地には縄文遺跡があちこちに有って竪穴式住居跡には矢じりなど精巧な石器、皿、すり鉢、鍬など日用品、縄文土器と云われる芸術的な土器など様々な遺物が残っていて数千年前から➀栽培を含め彼等の技術で食糧を満たし➁縄文の暮らしを支えていた、ことが分かります。
、それは近代になるとそれに相応しいものになりました。竹やカヤ、ワラなども資材に使い霜除けとして落ち葉を庭に敷き、春にはそれに牛馬の糞を合わせて発酵熱でサツマイモの苗を育てそれが終わると堆肥にするリサイクルなどもしながら➀牛馬による鋤、唐箕や脱穀器など時代の技術で生産性を上げて農村で自給自足で暮らしながら➁都市の暮らしも支えていました。
、そして現在➀日本が得意な工業製品を生産輸出しながら省力化した農業で食料を生産して不足分を輸出した工業製品と引き替えに海外から輸入して需要を満たし➁文化生活の大きく発展した暮らしを支えています。
、それを➀自然栽培と呼ばれる生産性に無関心な方法に日本の食料供給を変えたら現在の需要は満たせず➁当然現在の暮らしも維持できません。それは現在の文化の恩恵を一切断ち切って自然栽培だけで自給自足し続けたら縄文時代の暮らしさえ保証できないのが想像される事で分かるでしょう。自然の物ではない野菜を自然環境で育てるという手本にするところを間違えた不自然な栽培方法に現在の暮らしを支える道筋は示せないでしょうし自然栽培を名乗る資格もないでしょう。
、それでは日本の食料生産はこれからどうすれば良いのでしょう。➀日本の得意な工業製品を生産輸出しながら農業を行い不足する食料を輸入する現在の枠組の中で、資源の有効活用や省力化などを最新の科学技術で進めて食料自給率を上げ➁有機栽培と食品ロスなどのリサイクルを進めて日本の食文化を守りながらSDGsに寄与する。そんな姿に私達が今行う現在の文化に適応した栽培のかたちが見えるような気がします。日本の資源だけで現在の食糧を満たすことは不可能で『環境を守ったグローバルな適地適作』こそ現代の自然栽培なのかもしれません。これは平和が前提になりますがそれはSDGsの別の課題です。幸い食料供給は枠組の中で現代の自然栽培に向かいつつあるのではないでしょうか。家庭菜園もそれに沿うものが多いのではないでしょうか。そして千成産業さんの事業はそのシステムの中の無くてはならないプロセスを担う大きな存在だということがこのホームページで良く分かります(^^)
地元に根付いた野菜 (木曜日, 20 5月 2021 11:48)
,前回コメントさせて頂いたころ、山では藤が思いがけない所に気品ある花色を見せていて予期しない美景に感嘆したのがよみがえります。それは野菜が育ち口にして初めて美味効果を知るリンカリパワーとよく似ています。畑にはそれを『堆肥有機栽培とリンカリパワーも加えたときの ”なり、たち ”の違い』の考え方を肯定して自信をもって入れてくれました。その結果は「何を食べても柔らかくて甘さが際立つ」と言うものでした。元気も皆良い。コカブなどは聖護院の子供みたいになったけれどスが入っておらず筋張りもせず柔らかくて甘い。イチゴはいくら採ってもいつになっても実をつけていて収穫や裾分けに追われたし空きビンも無くなってしまった。散歩の人達にも持ち帰って貰えたしワンちゃんはともかく子供たちも喜んでくれました。
、肯定した内容は少なくとも方向については違っていないのかもしれない。それが野菜を芯から活性化させるのか、微生物なのか土なのか、それに園芸ではどうなのかも気になるし…。どなたか教えて頂きたいです。それには仲間を増やすことも必要です。それによって『いいね』を増やしてバックデータを確実にすることも大切です。
、その方法はひとつホームページから商品を購入できるシステムの導入しか無いでしょう。それはホームページだけでは出来ないけれど、花が人の心を和ませるようにリンカリパワーも野菜を活性化するその価値はシステム導入の代価となってそれを求めてはいませんか?。そして何よりこのホームページで家庭菜園や園芸好き垂涎の商品を紹介している以上それを適量、労せず購入できるシステムを導入するのはその方々に対して負っている義務であり応援ではないでしょうか。製造工程は地元密着で嬉しいのですがこのホームページはインターネットが日高市広報塔の放送より遠くまで届けてくれてるし、そこにもたくさんの愛好家の方がいらっしゃる筈ですので…。でもインターネットならアクセスマップ要らないんですよネ (^ ^)
…いつも勝手にこの欄使い言いたいこと言ってゴメンナサイ,( _ _ )、
地元に根付いた野菜 (火曜日, 20 4月 2021 09:32)
,木々の緑にも力を感じ始めたこのごろですが菜園は定植も緒に就いたところでしょうか。リンカリパワーは忘れずにやってあげているでしょうか?
,かねがねリンカリパワーを使われた方たちから「これを使ったら野菜が美味しくなった」「甘くなった」「柔らかくなった」「育ちが良くなった」などの声を耳にしてきましたが、どうしてそうなるのかが視える様に思えるのです。ふれこみ通りリンカリパワーは鶏糞の灰ですが、そのもとの餌である穀物は種子として親株の“なり、たち”も受け継いでそれを持つ株になるのです。そのため種子で受け継いだ“なり、たち”の株になる成分を持っているのです。原料から言って穀物の灰でもあるリンカリパワーにはその“なり、たち”の株になるための成分の灰も含まれているわけです。微量要素の一部なんでしょう。ですから、野菜は畑でリンカリパワーに出会うと野菜にはそこからその成分が吸収されるでしょう。その成分は株を“なり、たち”にする力を持つものですから、これを足がかりにその株の“なり、たち”のレベルは上がって行くでしょう。そしてその成果が冒頭の声になっていると考えても良いのではないでしょうか。同じミネラル材でもこれは木灰や牡蠣殻、苦土石灰には無い働きでしょう。
,パワフルさも大きいですが、この価値は小さくはないでしょう。もしもまだやって無かったら直ぐにやってあげてそれを確かめてください。そうすればお礼はきっとしてくれる筈ですから。そしてリンカリパワーの働きを実感できる筈ですから。(^^)’ …無機にならず有機を出して成分の直接効果と有機肥料のメリットを想定して動物性は気にせず発酵けいふんを併せて使うのも期待は大きいですしその結果も既に出ていることなのでしょう…。
地元に根付いた野菜 (土曜日, 20 3月 2021 16:41)
さて、いよいよ今年も俺達の芽覚めの季節がやって来たね。リンカリパワーはもう用意してくれたかな?どうしてそんなにリンカリパワーにこだわるのかって?それには二つの訳があるんだよ。そのひとつはミネラル供給の大切さ。窒素や炭素は光合成で葉っぱからもとれるけれどリンやカリなどのミネラルはそこに有る物を根っこからとるほかに方法が無いんだ。だから根っこが充分ミネラルをとれるようにしっかり入れて置いて欲しいんだ。それを充分とって俺達の良さをもれなく発揮したいんだよ。根っこには根っこならではの役目をきちんと果たさせたいと云う訳さ。二つ目はこのホームページにも有るとおり微量要素の大切さ。と云ってもその成分はミネラル材の原料によって当然違う筈だよね。そして山に生えている物や海の物も良いけれど、畑の俺達作物のいのちを明日に託されている穀物を鶏を介してもとにしているリンカリパワーがそれよりもっと良いことも議論の余地は無いでしょう。それに抗生物質や遺伝子組み換えの心配も灰には縁の無い話だし!だから少し手間は掛かるかもしれないけれどこれだけは忘れずに入れて欲しいんだ。そうすればその違いはきっと実感できる筈だから、もっともっと大勢の人に使って貰いたいんだ。そして、柔らかさや甘さが違うほんとうの俺達を皆のものにして欲しいんだ!
地元に根付いた野菜 (木曜日, 04 2月 2021 10:38)
此処ん家の肥料はいつまでも効いて嬉しいかぎりだけど、新型コロナの方は一日も早く収まって欲しいなホントに。去年の夏は、堆肥のほかにリンカリパワーも貰ったお陰でスイカは格別甘いのをつけられたしナスやキュウリは驚くほどいつまでも頑張れた。ジャガイモの旨さといったら誰もが褒めてくれる。だから夏野菜が終わった後、リンカリパワーを豆撒きみたいに畑一面に撒いてもらった。そおしたら今年の白菜や大根はホントに甘くて「これ食べたら他のは食べる気にならない!」とまで言われるよ。リンカリパワーは鶏糞の灰なんだと聞いた。ニワトリは穀物や貝殻をまいにち食べてエネルギーにし卵も産んでいる。そうして余ったものを鶏糞として出しているわけだ。これをミネラルから見ると、ミネラルを穀物と貝殻から採って黄身白身と殻を作る。そして残ったミネラルを鶏糞として出しているという訳だ。ニワトリが毎日食べている穀物というのは野菜の種だ。種と云うのは子孫を残すのが役目だから、本当の野菜として芽吹くのに必要なミネラルを理想的な形で持っているに違いない。必要な微量元素まで含めて全部だ。ということは、それを毎日食べてつくられた鶏糞はその大部分をそのまま含んでいて、そこから作られたリンカリパワーは野菜が必要なミネラルを微量元素も含めて理想的な形で持っている、ということになるわけだ。これが俺たちの味を大きく変えてくれたんだ!大きくするとか立派にするのは他の肥料に任せてくれれば良い。もちろん味を良くするのは有機物とか土中微生物とかほかにも色々あるんだろう。そんな理屈は俺たち野菜にはわからないし言ってることも的外れかもしれない。でも、このところの変わり様はそうとでも考えないと収まらないんだよ。こんなに効き目をストレートに実感できたのは新堀時代から30年以上お世話してもらったけど初めてだと思うよ。ちゃんと話しておいたし他にもきっと良いのが有ると思うからこれからもよろしくね…。
地元に根付いた野菜 (土曜日, 09 5月 2020 23:11)
今、世間は新型コロナとかで大変らしいけど、ここで家庭菜園にも苗を植え付けられた俺達野菜にとってはウェルカムなんだ。悪いけど。だって、外出禁止で行き場所がない愛好家の人達にせっせと通って手入れしてもらい、俺たちの実力をもっと知ってもらう絶好のチャンスだと思うから。マスクは要らないし三蜜もOKだよ。夢見つ。励みつ。楽しみ作る(笑) それから、学校休みで時間持て余している子供たちに野菜作りの楽しさを教えるチャンスでもあるよ。美味しくなってお礼はちゃんとするから、ウィンウィンって事でよろしく頼むでぇ。あ~それから、此処ん家の肥料が俺達にいちばんいいことは長年付き合ってる俺達がいちばん良く知ってるど。堆肥は長く効くし土は柔らかくなるし何食べても甘くなるし、牡蠣殻石灰は微量要素が入ってるから体に良いし、リンカリパワー使ったら、ジャガイモなんかしっかり火を通した時の味知っちゃったら他のジャガイモは食べられなくなるど。